こんな血迷った酒を、美味しく頂き

泥酔した訳ですが

帰宅時には 猛吹雪と言う事もあって、一度我に返り 冷静に歩を進め

ようやく、家の玄関近くまで辿り着きました。

わが愛犬 も、この寒い中、元気に出迎えてくれます。

本当に愛いヤツです

ホンマに ウイやつじゃぁ…

ウイやつじゃぁ…

ウイやつじゃぁ…

…

…

…

…ちゃん！

…いちゃん！

兄ちゃん！

それじゃあ、死んじゃうよ！！

弟君の声が聞こえました

ほぇ！？

あらら…玄関前で寝てしまったようです。チロを見た途端に安心してしまったんですかね。

しかし、頭にも雪が積もっていて、もう少しで凍死するところでした

あぶない　あぶない

弟君に感謝です！ありがとう！君は命の恩人だよ！

持つべきものは兄貴想いの優しい弟君です！

と、立ち上がろうとしたんですが私、腕に何かを抱え込んでます…

・・・

…えと…

…弟君…君は一体…



























どちらの心配をしたんだい！？

その酔っ払いに羽交い絞めされてるペットなのか…

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