弟が犬を拾ってきました。

両手にスッポリ入るくらい小さくて真っ白な犬です。

吹雪の中にいた為か体が震えています。可愛そうになりウチで飼う事に決定。

両親が名前を決めました。

命名『シロ』

真っ白だから『シロ』です。単純なんですけど。

飼い犬生活から１年が経ち、小さかったシロも日増しに成長し、既に大人の大きさです。

子供の成長を見るようで、実に嬉しいものです。

そんなある日、シロの異変に気づきました。

毛色が薄茶色に変化しだしてんです。

恐らく柴犬あたりとの雑種で、遺伝の色が出てきたのでしょう。

これも一つの成長です。喜ばしい限りです。

ですが、困った問題が出てきました。

『シロ』の名前です。

だって、真っ白だからシロなんです。

これでは将来、名前の由来が分かりません。

元を返せば安易に毛の色で命名した両親が悪いんです。

責任をとって、両親が決め直しました。

命名！




















チ　ロ




























……

色関係ないけど…


























安易過ぎない？




























自分の名前が不安になりました。

おもひでに、戻るよ♪