小学校時代の仲良しだったあの彼ですが

小学校時代は、理解困難な話が多く、キチガイ扱いする人もいたくらいの天才肌でした。

そんな彼と中学校も一緒だったんですが、ついでに塾も同じだったせいが あるんでしょう。

試験結果が出ると、違うクラスにも関わらず、私の所へ来て点数を聞いてくる始末。

嫌な奴だなぁと思う事もありました。

いえ、点数を聞きに来る事では無くて…

英語の点数だけ聞きに来ない事です…。
（総合点の、減点９割分は 英語ですが何か？）

聞きに来られる事に、悪い気はしませんよ。

なにせ相手は、３年間学年トップを、ほとんどキープしてた彼ですから。

そんな我々も、高校受験です。

…が、私 その頃は、勉強のヤル気が失せ、成績下がりっぱなしの上、３年生の冬休みは １ヶ月の入院生活。

これで、完全に「受験、ど〜でも いいや〜」モード。

どこの高校でもイイから、絶対に落ちない学校を選択してました。

その話を何処で聞きつけたのか、彼の登場です。

彼 ：『お前ぇ！何で、あの学校、選択したんだ！』

私：『 ！？（ど…どしたの？）』

彼：『女か！女で、学校 決めたのか！』

私：『 う゛… （私の選択校は、女子が カワイイと評判の高校♪）』

彼：『オレの目標は、女に奪われたと言う事か！』

私：『 …は？（一体、何の目標…？）』

彼：『それじゃあ、オレが高校入ったら、誰を標的に勉強すりゃ いいんだ！！』

…え゛？

…目標…標的…って、もしかして…

お勉強の話！？

…それは…それどころか、その差は今更、話にならないくらい歴然としてるはずだが ；

それ以前に、理解不能な痴話ゲンカに聞こえる…。頼むから、一度冷静になって…

…。

…そうか、もしや…

君の弱点は、運動オンチだけだと思ったが、もう一つ見つけてしまったよ。

ともあれ彼は、そんな捨てゼリフを残し去り、そのまま一流高校をトップクラスで入学・卒業

その後、東京大学にストレート入学し…その後は知りません。

…で、私が見つけてしまった、彼の、もう一つの弱点ですね。

えと…

…。

ここで、私事で恐縮ですが、お手紙を書かせて頂きます。

あの頃の君へ…

「小学校の、あの先生が御勇退されるそうです。一緒に先生の お宅へ伺いませんか？」

大学時代にもらった この手紙へ、私が面倒くさがって返信しなかったのを最後に、音信不通となった君へ…。

あの時は、すまなかったね。

「俺が日本を変える」 中学生の頃、そんな事をしきりに言っていた君は、今も政治家を目指してるのだろうか？

もしかすると、その準備に大ワラワなのだろうか？それとも、今の政治に呆れ果て、別の世界へ行ってしまったのだろうか？

中学生の頃、君が危惧していた日本は、君の予想通り、今や現実のモノとなってしまったね。

あれだけの先見の目を持っていた君が、あの頃の信念を持ったまま政治家になるなら、この日本は本当に生まれ変われると思っているよ。

君を、それだけの能力を持つ逸材と思ってる事は、私は今でも変わらない。

政治家名簿に君の名前が上った時には…私も その時は、本当に希望を抱いて、影ながら応援させてもらうよ。

でも、一つだけ言わせてほしい。たとえ君が政治家になっても、絶対に…

秘書を、自分で 決めちゃイケないよ！

人を見る目が極端に無い事を 自覚したほうがイイ。正直、そんな気がするんだ…；；

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